この日は演出の平田大一さんをはじめ、舞台監督・照明・音響など、舞台制作のプロの皆さんの前での通し稽古。
本番さながらの気合いがはいっています。いい感じの緊張感がありました。
大切なのは、戦時中と現代の対比。だから、ダンスシーンは希望に満ちあふれた躍動感が大切。
ダンスの課題は「上手に踊る」ことから「何をどう表現するのか」に進化しています。
つまりダンスメンバーにも演技力が求められます。「踊ることが楽しい!」という感情を、後ろの席の観客まで届くように。。。
新メンバーで構成されるボーカルたちも、だんだんサマになってきました。
そしてAヤナさんを中心に改革が進められている「群読 一本のサトウキビ」に、いよいよ平田演出がかけられました。
最初っから平田さんが作りこむのではなくて、メンバーたちに、まず作らせて、その後、修正したり完成度をあげたり、全体を構成していくプロの仕事で仕上げるのが、いつものスタイル。
ここでの平田采配で、メンバーたちの動きがガラリと変わることもあります。
その要望にすぐ対応できるように、メンバーたちの集中力もさらに高まります。
小中高生たちの舞台を本気で演出してくれるプロの大人たちがいる。
大きな舞台が用意されている。
これは、当たり前なことではなくて、とても幸運なこと。
今まさに、磨かれているメンバーたち。
自信がなかったり、もどかしかったりすることもあるでしょう。当然です。
でも、今は前に進むしかありません。
残された限られた稽古の時間を大切にして、10/4の稽古には、さらに成長した姿で平田演出に臨みましょう。